(はなさん 高校生 10代 女性)
小4から中1まで両思いだった男の子、B君がいました。
彼を好きになったのは「B君ってはなのことが好きらしいよ」なんて噂を聞いて意識し始めたんですよね(笑)
田舎の小学校なので運良くクラス替えも一緒になり、色々な学校行事を重ねて本気で好きになっていきました。
彼は生まれつき身体が弱く過去に入院や手術をするほどでした。
中1の6月頃、B君は入院しました。
私は心配でいつも連絡を取っていました。
すると向こうから「ずっと言いたかった。小4の頃からずっと好きでした。」って告白してくれたんです。私はとても嬉しくて「私もだよ。ずっと好きだったよ」って返し、付き合うことになりました。
しかし、彼はなんとなく小学生の頃のように接してはくれず、気まずさを感じたり疲れてしまいました。
ある冬の日に友達に「B君大丈夫?大変だよね…」と言われ、何のことかサッパリ分からず、聞いたら入院してたと分かりました。
その時私は「なんで彼女なのに教えてくれないの」とB君に怒りを感じ、そのままB君に言ってしまったんです。
「彼女に弱いとこ見せたくなかったから」と、本当に弱々しくて…なんかもう疲れたなあと逃げたんです。
B君に「別れて」って一方的に振ってしまいました。
まもなくして私は都会の方に引越し、彼とは連絡を取っていませんでした。
その間に彼は亡くなったそうです。
その事実を聞いた時、自分がどれだけ子どもで、彼の気持ちに気づいてあげられなかったこと、私が逃げず、側に居てあげなきゃなのに、私は彼のどこが悪いのかさえ、何も知らず罪悪感でいっぱいです。
しかし、小学生ながら思い出すと甘酸っぱくてつい「クスッ」となってしまうような思い出ばかりをくれた彼を私は忘れません。
ありがとうB君。
これが私の初恋です。